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『半分のぼった黄色い太陽』のこと
チママンダ・ンゴズィ・アディーチェの『半分のぼった黄色い太陽 Half of a Yellow Sun』(…
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超訳『ニコマコス倫理学』第1巻 第13章
さて、幸福とは十全なアレテー(卓越した能力、徳)に即応した魂<アニマ、プシュケー。超訳者としては「生命」とす…
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超訳『ニコマコス倫理学』第1巻 第12章
以上のことが明瞭になったところで、幸福とは人が賞讃すべきものなのか、あるいは何か尊いものとして祝福されるべき…
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超訳『ニコマコス倫理学』第1巻 第11章
さて、前にも少し触れたが、自分の子孫とか近親者の運不運は私たちの幸福に影響するのかしないのか。まったく影響し…
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超訳『ニコマコス倫理学』第1巻 第10章
<前半> であるなら、生きている間はどんな人に対しても、あの人は幸せだとか不幸だとかいうべきじゃないのであ…
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超訳『ニコマコス倫理学』第1巻 第9章
ここで、幸福はそれについて学び習慣化することで身に付けることができるのか、なにか訓練や練習をすることで、つま…
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超訳『ニコマコス倫理学』第1巻 第8章
そうはいっても、この善=幸福の考察にあたって私たちは、私たちの結論もしくは前提をもってそれでよしとするのでは…
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フィロソフィカル・ゾンビにならないために
この前書いたけど、黒沢清の映画『リアル』はおもしろかった。それで、原作の『完全なる首長竜の日』(乾緑郎著、宝…
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アンチ・アンティゴネの時代
昨日(18日)、いささか風邪ぎみということもあり、定期診察も受けなければならなかったため、朝から使い捨てマス…
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お茶の水とパリ、あるいは迷宮としての都市
もう10日以上たってしまい、いまさらなのだが、今月の17日(金)つまり会期最終日の一日前に、昔の友人が奨めてく…