亀甲館だより
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サムライノフエイチインチ 蓜島庸二
韓国伝統刺繍作家の横井和子さんの寿字の刺繍文字 ─ サムライノフエイチインチの呪文 ─ この言葉、実は私の幼時、毎年元旦のお膳に向かっていざ箸を摂ろうというときに、私の発する呪文なのです。大人達はおめでとう!を言い会う […]
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久しぶりの亀甲館だより
蓜島庸二展2016 ヨハネス・ゲンスフライッシュ・ツール・ラーデン・ツム・グーテンベルク氏の 「松果体である書物である・・・」 2016年6月3日(土)~6月15日(水)11:00am~6:30pm ストライプハウス […]
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元祖ヘタウマ流・文人流文字 その2
その1はこちらから >>元祖ヘタウマ流・文人流文字 その1 ─ 縦書き・横書きの戸惑い ─ 先の「文人流/ヘタウマ文字」の文中でもちょっと触れましたが、看板類の文字が殆ど右から左へと書かれていることに、少な […]
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街なかの文字(3)暖簾に千字文
─ 新宿区神楽坂・インド料理店「想いの木」 ─ 千字文の暖簾 町を歩いていると、はっとするような文字に出会うことが間々あります。ついこの間も変わった暖簾を見つけました。二筋の晒し木綿を仕立てたもので、なんとその右の一筋 […]
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街なかの文字(2)謎文字
─ 実はふぐ料理店の看板 ─ 神楽坂/ふぐ料理屋看板 この看板始めの「春夏秋冬」はまあ読めますが、次の文字は「福御里」と読めますが、これらは一応篆体の文字ようですが、非常に装飾的で造形的に作られていて、見るからに美しい […]
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街なかの文字(1)花にはやはり酒
東京も市ヶ谷のこの辺り、花も終わってやっと静かになりました。今年は天気に恵まれてなかなか美しい花日和でした。それにTVニュースでも盛んに映されたように、たしかに今年のお花見には、外人観光客の多かったこと、「憧れの満開の […]
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久しぶりに京都/二つの貌
─ 新しい貌・京都 ─ 私は昨年暮れ、パリから円安の波に乗って観光にきた姪御の家族一行を連れて京都に旅行しました。町まちの文字を訪ねて各地を旅するたびに京都駅は通過するのですが、改めてカメラかかえて京都、というのは実に […]
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首より上の薬
★1 信州姨捨にて 「首ゟ上の薬」★1とはこれはなんとアバウトな、クスリというにはあまりにも非科学的な、と言われそうなユーモラスな薬です。一瞬「馬鹿に効く」何とか・・・? かと思ったくらいで、ではいったい […]
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伏せ字の記憶
拭い難い戦争体験と伏せ字 しばらく前から私は、韓流のTVドラマ、特に歴史劇に嵌っています。例えば『イ・サン』。これは18世紀の朝鮮半島における豪族中心の政治形態から専制君主的な国家へと新体制作りに苦闘する若き王の物語で […]
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元朝の元気印「大漁旗」
外川港の元朝 元旦の朝、どの漁港もいっぱいに係留された漁船から掲げられる大漁旗で、極彩色に膨れ上がります。そしてどの旗も鮮烈な色彩で船の名前とそれから大漁の文字が冷たい風に躍ります。中には宝船や鶴亀、三蓋松、龍そして […]