瓦礫の果てに紅い花

 前回からだいぶ間があいてしまいましたが、仕事の成果物がひとつあがってきました。前回書いた広島取材に関係するものです。まだ「見本」ですが、『瓦礫の果てに紅い花~ヒロシマに美術館をプレゼントした男の物語~』(WAVE出版)という題の単行本ができましたので、簡単にお披露目します。
090211.jpg 著者は、長谷川智恵子(現、日動画廊副社長)。サブタイトルは「ヒロシマに美術館をプレゼントした男の物語」で、私は原稿の整理と編集、ヌースで装丁とDTP組版を担当しました。ひろしま美術館をつくった井藤勲雄という、原爆の惨禍を生きのび、西洋絵画を蒐集して美術館までつくってしまった男の生涯を綴った読み物です。
 ここで詳しい内容に関しては触れませんが、写真も豊富で、エッセイと物語の中間をいくような、ありそうでなさそうなちょっと面白い本に仕上がったと思います。18日ころから書店に出ると思いますので、興味のある方はぜひ手にとってみてください(1600円+税)。
 あっ、そうそう、カバーや表紙の写真は広島取材時に私が撮ったものです。そのつもりで撮ったものではないけど、なかなか好評で、本人も少しホッとしています。入稿間際はかなりドタバタとなましたが、なんとか形になり、できあがってくるとやはりうれしいものです。
 ご高評のほど、切にお願いいたします。
 いまは、上野の国立科学博物館で3月14日オープンの『大恐竜展』の図録制作の追い込み作業にはいっています。このブログもなかなか更新する時間がありませんが、おって復帰しますので、しばらく、お待ちください、ね。


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