長い夏の終わりのスコーレー

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 諏訪湖畔にて

 この夏の猛暑はつらく、いつまで続くのかと思った。
 ブログもさぼってました。さて、、、
 9月17,18,19日、アリストテレスと現代研究会の第11回合宿が諏訪で行われました。参加メンバーのいつもながらの品性と気概のエートスに、修行僧のごとく、滝にうたれるようにうたれてきました。
 全プログラムへの参加はできませんでしたが、どちらかというと「集団行動」や「議論」の苦手な(観想派の?)私のような者でさえ引き込まれ、受け入れる魅力が変わらずアリ研にはあるように思います。
近藤さんがおっしゃったように、あるいは網野善彦さんのいう意味で「無縁」の精神が行き渡っているからなのでしょう。いまさらながらに、アリ研は貴重な得難い勉強会だとの思いがしています。
 今回講読した『政治学』7巻のあとのほうに出てきますが、「閑暇」すなわちスコーレー(スコラとも。学び=遊びの自由時間。スクールの語源。このところ、この言葉が気になり心惹かれています)の現代における実例を見るような、、、。
「私的報告」をアリ研のカンガエドコロにアップしましたので、関心のある方はご覧になってください。
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 私は18日午後からのアリ研合宿恒例のエクスカーションをパスし、夕方に上諏訪を発ち、帰宅しました。
 翌19日(日)は地元の老人ホームでミニ・コンサートがあり、やはり地元の仲間たちと結成したバンドで出演。急遽、この出演のために付けたバンド名がベリー・スペシャル・リハビリー・バンド。リハビリーは、いうまでもなくロカビリーとかけてます。
2,3回しか音合わせ(練習)していなかったのでやや不安でしたが、まあまあかなと思える程度の演奏ができ、ほっとしました。
 演目は民謡や(「安里屋ユンタ」や)美空ひばり(「りんご追分」他)の演歌などが中心でしたが、意外に今回ドラムの代わりに私の担当したジャンベという西アフリカの太鼓がうまく曲に合ってくれて、13曲45分ほどの演奏が終ったあとに担当職員の方に何人かのお年寄りが演奏を聴きながら涙を流していましたよ、とお讃めの言葉をもらい、こちらもなんだか気持ちが浄化され開放されたような、、、。どっちのリハビリになったのやら、、、。
ともかく「音楽」の力のすばらしさの一端を感じた次第です。
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 暑い日の続く、次の日曜(26日)に母の納骨を済ませ、本を閉じるように、私にとっての今年の長い夏が終りました。
 


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