またまた間の空いた映画備忘録、忘れぬうちに(もうすでに忘れたの数本あるけど、ま、いいや)。
8.27●『踊るマハラジャ☆NYへ行く』デイジー・フォン・シャラン・メイヤー監督 2002年 8.30●『ヒミズ』園子温監督 2011年
9.2●『映画史』3A「絶対の貨幣」3B「新たな波」ジャン=リュック・ゴダール監督 同日●『映画史』4A「宇宙のコントロール」4B「徴は至る所に」ジャン=リュック・ゴダール監督 9.3●『赤い天使』増村保造監督(若尾文子主演)1966年(予想以上に過激! 常軌の逸し方・描き方がスゴイ) 9.8●『メランコリア』ラース・フォン・トリアー監督 2011年(同様に常軌を逸した美しさと殴りたくなるくらいの不遜さ、デカダンス。しかし、憎らしいくらいメランコリア=憂鬱症の本質をよくつかんでいると思う) 9.12●『映画史』1A(三度目)ジャン=リュック・ゴダール監督 9.19●『深夜の告白』ビリー・ワイルダー監督 1944年(脚本ビリー・ワイルダー、レイモンド・チャンドラー! チャンドラーらしさが垣間見えるハードボイルドの語り口。なぜか悪女ミステリーが好きだ) 9.26●『CUT』イランのアミール・デナリ監督(西島秀俊主演)2011年 9.30●『忘れじの面影』マックス・オフュルス監督 1948年
10.4●『ザ・ウォード/監禁病棟』ジョン・カーペンター監督 2010年 10.7●『ファミリー・ツリー(原題:THE DESCENDANTS)』アレクサンダー・ペイン監督 2011年 (ジョージ・クルーニー主演)飯田橋ギンレイホールにて 10.7●『静かな生活』伊丹十三監督 1995年(大江健三郎原作、これで伊丹作品はみんな見たことになる) 10.9●『フェア・ゲーム』ダグ・リーマン監督 2010年(ナオミ・ワッツ、ショーン・ペン主演) 10.11●『ビラルの世界』ソーラヴ・サーランギ監督 2008年(インド。ドキュメンタリー)オーディトリアム渋谷にて 10.14●『レンブラントの夜警』ピーター・グリーナウェイ監督 2007年 10.16●『3人の名付け親』ジョン・フォード監督 1948年 10.17●『イ・サン』[最終話](全77話 DVDにして39巻分見終わる。後半は涙また涙!)イ・ビョンフン、キム・グノン監督 2007年 10.20●『ステキな金縛り』三谷幸喜監督 2010年 (ファンには悪いがぜんぜんいただけない。初期のものは面白かったのに。) 10.21●『アンナと王様』アンディ・テナント監督 1999年(もともとジョディ・フォスターってそんなにいいと思ってなかったけど、これはことにエラソーで気取ってるだけの大根。『タクシー・ドライバー』の彼女とはまったくの別人。あれは特別か?) 10.23●『銀河』ルイス・ブニュエル監督 1968年(ブニュエルに追随できる者なし、と再確認) 10.28●『愛のそよ風(原題:BREEZY)』クリント・イーストウッド監督 1973年(日本では劇場未公開。イーストウッドにこんな恋愛ものがあったんだ! 後の『マディソン郡の橋』を思うと不思議じゃないけど。イーストウッド監督作品はこれですべて見たはず)
11.1●『青春群像』フェデリコ・フェリーニ監督 1953年(フェリーニ、初々しい) 11.6●『贖罪』① 黒沢清監督 2012年(全5話の連続テレビ・ドラマのDVD版。原作はあの『告白』の湊かなえ) 11.7●『贖罪』② 同様 11.8●『復讐の絆』ウォン・ジンボー監督 2010年(蒼井そら主演、日本では劇場未公開の香港映画) 11.9●『白夜(原題:QUATRE NUITS D’UN REVEUR)』ロベール・ブレッソン監督 1971年(ドストエフスキー原作。35ミリ・ニュープリント版。すばらしい! 1978年の日本公開時に見ているはずなんだが覚えていない。オブジェのように官能的で、ドキドキするほどの映像の生々しさ)渋谷・ユーロスペースにて 11.10●『贖罪』③ ●同日『贖罪』④ 11.11●『贖罪』⑤(最終話。黒沢清の演出なので見たが、やはりテレビ・ドラマとしては異色の面白さ! とくに1.2.3話がよい。それぞれの3人の女優もすばらしい) 11.17●『ドッペルゲンガー』黒沢清監督 2002年(黒沢作品のうちでこれは見逃していたので『贖罪』をレンタルした「ついで」に) 11.20●『アンストッパブル』トニー・スコット監督 2010年(リドリー・スコットの弟だけど、演出のセンス良さとしてはトニーのほうが上かも。速度感がありスタイリッシュ。タランティーノ脚本の『トゥルー・ロマンス(1993年)』がとくに好き。今年の8月に亡くなった(自殺とみられる)ばかり。本作が遺作となるのか)
映画備忘録(8.27〜11.20)
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コメント
“映画備忘録(8.27〜11.20)” への2件のフィードバック
しかし、この鑑賞の量と幅の広さは特筆ものですね。
内田樹並みといってもいいのでは???
ただただ脱帽します、、、、
前にも書いたかもしれませんが、内田樹氏はたしか、映画は語られることを求めるメディアだというようなことをいってました。数だけ誇ってもしょうがないんで(これは「備忘録」だからいいんだけど)、来年はもう少し丁寧に見た作品について語りたい、とは思っているのですが、、、。しかし、いつも語り過ぎるか語り足りないか。懲りずに聞き手になっていただいて感謝しています。更新のペース、FBとの位置付けなども含めて、その按配やテンポといったものをつかみたいところです。