2月以上ぶりの「映画備忘録」をつけておくことにしよう。といっても、かなり間が空いてしまって早くも記憶の外に姿を隠しそうな作品もあるし、数も多くて煩雑なので今回は基本コメントはなし(書けば長くなっちゃうし)。しかもあまりにつまらなく思えたもので、滅多にないことだが途中で見る気の失せたものは題名自体を省く。逆に再見以上のものでも記しておく。
それとこの間、韓流の歴史ドラマ『イ・サン』をなにげに見始めたらはまってしまって、たしか全80話くらいあるうちの半分くらいまでおもしろく見たが、これにも触れない(TVドラマだし)。
だから人が読んでおもしろいものじゃないが、「備忘録」だし、タイトルを列挙するだけでも、ある種の傾向性は見えてくるかもしれない(かな)? それにしても、少しペースはおちぎみ。
えっと、いつからだっけな(と、手帳を手に取る。手帳には見た日に作品タイトルが記してある、はず)、、、
6.7●『J・エドガー』クリント・イーストウッド監督 2011年 6.8●『熟れた乳房 人妻』曽根中生監督 1973年(日活ロマン・ポルノ) 6.11●『ラブ・レター パイランより』ソン・ヘソン監督 2001年(原作:浅田次郎) 同日●『三十九夜』アルフレッド・ヒッチコック監督 1935年 6.13●『潜水服は蝶の夢を見る』ジュリアン・シュナーベル監督 2007年 6.16●『シルク』フランソワ・ジラール監督 2007年(『さゆり』同様、『ラスト・サムライ』以来の、どこでもない映画の中だけの日本の美!? 坂本龍一音楽) 6.20●『愛の新世界』高橋伴明監督 1994年 同日●『エド・ウッド』ティム・バートン監督 1994年(ジョニー・デップ主演) 6.21●『ゲームの規則』ジャン・ルノアール監督 1939年 6.22●『インテリア』ウディ・アレン監督 1978年 6.23●『ヘアスプレー』アダム・シャンクマン監督 2007年(なんとジョン・トラボルタ、クリストファー・ウォーケン、ミシェル・ファイファー出演、怪演! ジョン・ウォーターズのオリジナル版を見たい!) 6.25●『恋の罪』園子温監督 2011年
7.4●『春香秘伝』キム・デウ監督 2010年 7.10●『扉をたたく人』トム・マッカーシー監督 2008年(アフリカの太鼓ジャンベが重要な小道具!) 7.15●『酔画仙』イム・グォンテク監督 2002年 7.16●『フライトナイト 恐怖の夜』クレイグ・ギレスビー監督 2011年(コリン・ファレル出演 しかし/だからか? 凡作) 7.19●『ドラゴン・タトゥーの女』デヴィッド・フィンチャー監督 2011年(そうか『セブン』の監督か) 7.21●『小間使いの日記』ルイス・ブニュエル監督 1963年(ジャンヌ・モロー主演) 7.26●『男とヤギと男と壁と』グラント・ヘスロブ監督 2009年(ジョージ・クルーニー主演 特別につけたというわりにはつまらぬ邦題!) 7.28●『浪華悲歌』溝口健二監督 1936年5月公開(山田五十鈴主演) 7.29●『10ミニッツ・オールダー』ヴィクトル・エリセ、ジム・ジャームッシュ、ベルトリッチ、ゴダール他15名の監督による短編オムニバス 2002年
8.4●『紳士は金髪がお好き』ハワード・ホークス監督 1953年(ジェーン・ラッセル、マリリン・モンロー主演) 8.5●『アフターアワーズ』マーチン・スコセッシ監督 1985年(スコセッシのなかでも特に好きな1本!) 8.12●『大鹿村騒動記』坂本順治監督 2011年(主演:原田芳雄の遺作 すばらしい!) 8.16●『戦火の馬』スティーブン・スピルバーグ監督 2011年 8.17●『奇跡の海』ラース・フォン・トリアー監督 1996年 8.23●『さゆり』ロブ・マーシャル監督 2005年(キャスティングや演出など、たしかにかなり捩れた映画。いま見るとその倒錯した奇妙な感じが面白いといえるか? こんなことは映画でしか起こらない。チャン・ツィイーより千代時代の少女がよい。あと『シルク』にも出ている桃井かおりがなかなか)
その他、好きなチョウ・ユンファが主演なので『孔子の教え』なども見たが、手帳に書きわすれていていつ見たかもわからない。残念ながらだいたいそういうのは面白くなかったわけで、、、。
映画備忘録(6.7〜8.23)
投稿者:
タグ:
コメント
“映画備忘録(6.7〜8.23)” への2件のフィードバック
石井様
「ペースは落ちている」とおっしゃっていますが、いやはや中々に充実した
内容と量のように見受けられます。
制作時代から国・ジャンルも含めて 本当に幅広い範囲の中で鑑賞されている
ようですが 実を言えば私にはほとんど馴染みのない世界で傾向など殆ど推測
もつかないのが 残念ですが、、、、、
2012・8・24
庵頓亭主人
見た映画を思い浮かべると、それらを見たころの社会や当時の友人や自分の意識の「傾向」を同時に思い出すことがある。音楽を聴いて、その曲をよく聴いた「あのころ」の記憶が一瞬鮮明に浮かび上がるのと似ていますね。「自分にとって」という、かなりナルシスティックなことですが。