ダーウィン展の図録制作

3月18日（火）から国立科学博物館で『ダーウィン展』（主催／国立科学博物館、読売新聞社、NHK）が開催されます。この「東京展」は6月22日（日）までですが、その後、7月19日（土）から9月21日（日）まで大阪市立自然史博物館にて「大阪展」が開かれます。

この数か月、この『ダーウィン展』の図録作りに私の事務所（エディション・ヌース）が携わっていました。編集協力と本文のデザインを担当しました。昨日入稿を済ませ、ちょっとホッとしたところです。
図録といっても通常の美術関係の展覧会と異なり、展示されている「作品」のカタログ的な紹介ではなく、ダーウィンの生い立ちから、ビーグル号での航海を経て、「進化論」の着想・公表、その後にいたるまでの足跡をひとつの“完結した”読み物として構成した、図録としてはかなりユニークなものです。写真・図版類、そしてトリビア的なトピックも満載で、こどもから大人まで「見て楽しい、読んでおもしろい」本になると、わがことながら、できあがるのをたのしみにしています。
『ダーウィン展』にお出かけの際には、ぜひ、図録を手に取ってご覧になってみてください。展覧会を見たあと、この本で“もう一度”、そして“もうひとつの”持ち運べる『ダーウィン展』を楽しんでいただければうれしいです。