北国からの便り


DSCF1658.gif先日、本欄のぼくの記事を見たという、ある未知の女性からメールをいただきました。こんな書き出しでした。
ミシガンよりアクセスしております。しばらくこちらに滞在しておりますが、あと1~2年で帰国する予定です。
たまたま、バリ好きの友人がW.シュピースについてFacebookで称賛していて、シュピースをキーワード検索していたところ、こちらにたどり着きました。

このところ、滅多に更新もしていないし、画家ウォルター・シュピースのこの記事自体2、3年くらい前の古いものでしたので、最初はちょっと驚きましたが、見知らぬ方の、しかも遠方からの好意的なお便りはやはりうれしいもので、ぼくも簡単ながらお礼の返事をさしあげました。
そしたら、数日後にまた、「天から手紙」(中谷宇吉郎)として一枚の雪片がひらひらと漂ってきたかのようなメールが届き、北国と南国が交差する、これもなんだかほっとするような心温まるお手紙でした。そこで、手前味噌で少し照れくさくはありますが、記録の意味も込めて、その一部をここにご紹介させていただきます(ご本人の承諾を得ています)。
メールありがとうございました。
今、ちょっとした好奇心から、雪の結晶の写真を撮っているところです。
こちらは毎日、摂氏で零下ー20.5度~ー15度ぐらいの気温が続いております。アラスカのほうがむしろ幾分暖かいと言ってもいいほどです。こちらは幸運にもサラサラした雪質で、さっと降ってはすぐ止んで、青空が広がったりと空模様は万華鏡のように変化します。風もそれほど強烈ではありません(但し、去年は大雪の連続で~今のボストンのように~大変だったようです)。
こうした条件の中、綺麗な雪の結晶が見られるチャンスはタイミングが合わないと難しいんです。今朝はちょうどいい牡丹雪でしたが、素人のデジカメでの撮影なものですから、何を下地につかうか、レンズの具合をどう調整するか、あたふたしているうちに外出する時間が来てしまいました。お見せできるものがもう少しすればできるかもしれません。
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バリ島は「バリコラージュ」で書かれていらっしゃるように、しばらくするとあの絡み付くような、ねっとりした空気に「つかりにゆ」きたいと感じさせる、世界で唯一の場所ですね。
竹・熱帯の竹やぶ~ジェゴグの音~ヤシの木と田んぼ~ドゥグンの竹笛の音~、ウブドや島の北部、東部、西部、ジンバランのカフェと、走馬灯のように一挙にバリ(とジャワも)が私を襲ってきます。いやあ、完全にバリの病ですね~。石井様がすでにおっしゃられてる事をなぞっている気がします。
石井様のオアシスのようなHP(ブログ)をのぞかせていただき、息を吹き返した思いです。
ほっとして、心が豊かになり、知識も増え、感性も磨かれ、っていいことづくめですから!
また、ご連絡させていただきます。
わたのべ

*上の写真はバリ島のワヤン・クリット(影絵芝居)の人形(筆者所蔵)。本文とは直接関係ありません。